2017年富山県氷見市立灘浦小学校での滞在制作。
竹編み製品の製造が盛んだった氷見で、戦時中にその技術を応用して作られた航空機の予備タンク。(氷見市文化財センター収蔵)この滞在制作ではこの予備タンクから着想を得て、竹編みで舟を作ることを試みた。
竹から竹編みに適した材料をつくることが制作の大半を占める。
紙で作った模型で構造を確認しながら竹を編み始める。
竹を均一な厚みで剥ぐには上下の張力が釣り合うように調整する。
ナタで節を超えるが、加減が難しく危険でもある。
児童も竹材を作る作業を体験した。
氷見市三尾地区で作られていた「そうけ(笊)」これは完成一歩手前の状態で周囲のひごが材料。
少しづつコツをつかみ始める。
平面から立体に起こす。
舳先の造形を考える。
構造の強度と重量を確認する。
地元地域の方々にも制作状況を公開。
テンマ船(右)と比べてみる。
軽さに驚く。
建築用の防水シートを外側に張る。
プールの氷を割り、試験進水の準備。
試験進水の様子を上映して進水式を行った。